真野芥の独白。

誤解ですってば。

逃避行スナイテッド

 

直ぐに可視化される場を避け、ただ言葉のままに我が儘に書き連ねる愚行を誰か許してくれ。

 

朝日が昇る頃に眠りにつくなんて、そんな気持ちの良いことあるだろうか。しかもなんと起きた平日が休みだなんて...なんと罪深い。

なんて、乙な嗜好に浸るふりして、未だに興が何かも知らないなんて皮肉だ。

 

時に、感情とは不思議な力を持つ。

人の持つ感情や感傷の色が私は好きだ。

それが汚くて一見したら悪で、目を逸らしたくなるような物ですら、少し遠目で見れば綺麗にも、魅力的にもなる。その景色を見るために命を削ることを惜しいとは思わない。ただ、それはきっとまだ死が近くないだけなのだろうとも思う。

 

ただ、それが一般的に良いとされないことも知っている。人を怒らせて楽しむ愉快犯に似て非なる行為だが、受け取る側が同じと認識してしまってはそれは同じなのだから。

 

そんな感傷さえ、愛おしい

雨の匂いがした、八月の夜風。

 

書き連ねた先に、少しの希望を願って

これを読むあなたにも幸運あれ。