真野芥の独白。

誤解ですってば。

walk whale

僕は鯨。

 

この歌い出しが始まりだった。

花譜が好きだった私は、可不の発売を耳にするや否や、バイトを増やすか、友達に金借りるか、色んなことを考えてどうにかして手に入れようと思ってた。

しかしながら、気づけば最初の予約期間は過ぎており、悩む時間って無駄だ〜思考しろ〜と思いながら2回目の予約受付の際に購入。

無事にアクリルスタンドは手に入れたが、届いたのは3日後の7月10日。

そのままインストールだけして放置していた。

8月の革命前夜の準備や、同時期に発売予定だったMC「何者/誰彼」の制作に時間を費やしていたからである。

 

そんな中でも、ふと

可不に歌わせるならどんな曲を書こうか。

なんて珍しいことを考えていた。

 

私は曲を書くときに、歌詞を美味しく流すとか、メロディが気持ち悪く動くとか、歌う人に寄せることをあんまりしないから、この人が歌うなら...とかは楽曲提供以外では度外視していた。それくらい私の中で可不は特別視していた。

 

可不だからこそ、花譜という前身があるからこそ。どんなメッセージで、誰が誰に送るのか。珍しく候補を挙げるに至った。

 

描き始めてから「歩く鯨」は可不に歌ってもらう最初の曲にするつもりでいた。

僕は鯨の次のフレーズを思いついたのは、私が企画している月病シリーズ(配信ライブ)のギターを練習していた時だった。

考えても、捻っても出なかった次の言葉は、音楽に触れている時に見つけ、はめた時に探していたピースだったと気づいた。

そこから1番サビまでは流れるように、体感でしかないが、ものの5分で出来た。

 

7月のライブで初お披露目。

そこから想いが増えて、人に歌ってもらいたいとか、Lylic Videoにするつもりだったけど、イラストつけたいとか、紆余曲折を経て無事9/30に投稿するに至った。

いや時間かかりすぎ〜って思うかもしれないけど、チームでも組んでない限り、イラスト納期と動画納期だけで1ヶ月は見積もった方が良いなぁって普段から考えている。

今回は動画を自作したので1週間とかからなかったが、それは結果論でしかなくて

今は無事日付を告知してから出せてよかった〜って安堵が強い。

 

今回の"歩く鯨"は他にも違ったことがある

基本的に私の書く歌詞は難しい言葉好きだし、韻踏みたがるし...ってのが無い。

めちゃくちゃ素直にメッセージを届けてる。

それもあってか引用RTとか、リプとかいつも以上にみんなの声が届いた。

今まではカッコ良いね!とかだけだったのが、すごく綺麗だからみんな聴いてくれ〜みたいな

めちゃくちゃ嬉しかった。

 

まぁ、バイト中だったから反応は遅れたんだけど、嬉しくて放送をして

その時に「天才ごっこを1年前に聞いて衝撃を受けました〜」って言う初見さんが来てくれた。

 

ここ数ヶ月、本当にたくさんの出会いがあって再会もあって、でもフォロワーが増えるのはライブが主だったし、そこで増えたフォロワーは他の共演者のオタクが大半で、別に真野芥がすごく好きとか、書く曲が気に入ったなんて人は過半数にもまた無い気がしていた。

そもそも共演者で私が書き下ろすって言ったら喜んでくれるだろうけど、"玉響みたいな曲書きたいんだよね!歌って欲しい!"みたいな文言を言った時に、大半の人は玉響を聞きに行くだろう。これは揶揄ではなく、そういう繋がりが多いって話。ライブがよく歌ってた天才ごっこ古代魚はその場で良いなぁって思って聞く、玉響を例に出したのは個人的にスルメ曲だと思っているから、真野芥の音楽に興味を持った人が玉響が好きとか、面白いって思ってくれる人が多かったから。だからこれは決定打として共演者は私に興味が無い〜と判を押している訳ではないし、玉響が至高って話ではない。

ただ、玉響はめちゃくちゃ真野芥っぽく、また真野芥っぽくないので、是非たくさん聞いて欲しい。

 

だいぶ脱線したので戻すと

天才ごっこ聴きました〜って人は別にライブに来る界隈の人とかじゃなくて、実はYouTubeも172人も地味に時間と共にチャンネル登録者が増えてて

私がまだハンドルネームすら知らない私の音楽に興味を持ってくれてる人が居るって事実とか、1年かけて聞いてくれてた人がこのタイミングで初めましてしてくれたことがすごく嬉しくて、月並みな言葉だけれど

音楽やってて良かった。って思えた。

 

フォロワー1000人年内に行かないと引退と言っては居るけど、今なら心置きなく引退できそうな心地よさと、改めて引退しないで音楽を届けなきゃって言う応援してくれてる人たちへの示しと、何より私はこれがやりたいんだなって再認識したので

 

残り93日。

明日にはアホヅラでぶためんのカップ焼きそば食べてるかも知れないけど、熱い気持ちのうちに熱い言葉でも残そうと思います。

 

絶対1000人いくぞー!おー!